【作品NO.2 小噺】
50k/h標識を作っているとき、私は欠勤していました。
原因は不明。ただ、何かに没入していないと悲しみが押し寄せてくる感じ。
会社からかかってくる電話はきつい。投薬もしんどい。
何より家族への迷惑が最小限になるように考えて生きてきた私にとって、言葉では表せないくらいつらい時期でした。
でも、メンタル不調になってよかったと思えることもあるんです。
自分らしく生きられるようになってきたこと。
あらゆる経験をして、自分の根幹にある、本当に好きなものを再確認できたこと。
この2つを見つけられたから、少しずつ回復していると実感できています。
7割の力でいいんです。多少余裕をもって。
自分自身の燃費を良くしていければ。きっとうまくいく予感がします。
あなたはきっと大丈夫。何とかなります。
そんなやさしい声をかつての自分に届けたいなあって思います。